補遺: インターネット、TCP/IP
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TCP/IP(またはUDP/IP)を標準プロトコルとする世界的規模のネットワーク
TCP: Transmission Control Protocol
UDP: User Datagram Protocol
IP: Internet Protocol
1962年、米・国防総省でインターネットの原型となる分散ネットワークの研究が開始される
1969年、インターネットの原型が誕生(ARPANET)
1970年代半ば、TCP/IPが開発される→UNIXに実装
1983年、軍事部門と研究ネットワークが分離される
1984年、日本でTCP\/IPベースのネットワークが誕生(JUNET)
以下の4層構造である。DARPAモデルと呼ばれ、で規定されている。
アプリケーション層:具体的なインターネットアプリケーションの通信を実現する層(HTTP, SMTP, DNSなど)
トランスポート層:データ転送(TCP, UDPなど)
インターネット層:パケット配送、ルーティング(IP)
リンク層:物理的なケーブルやネットワークアダプタ(イーサネット、WiFiなど)
IP上で、ネットワーク上の機器を識別するために使用する番号。下記は、現在広く用いられているIPv4のアドレス構成である。
TCP/IP上の通信では、すべてIPアドレスを用いて通信相手を指定する。しかし一方で、IPアドレスは単なる数字の羅列であり、人間には極めて覚えにくい。そのため、人間に覚えやすい形式でインターネット上のホスト名を指定する方法として、FQDN(Fully Qualified Domain Name)が使われている。google.com
, ja.wikipedia.org
, www.example.jp
などはFQDNの例である。
FQDNとIPアドレスの対応づけを管理するインターネットサービスがDNS(Domain Name Service)である。DNSサービスを提供するコンピュータ(DNSサーバ)に対して
FQDNを検索すると、対応するIPアドレスを
IPアドレスを検索すると、対応するFQDNを(もしあれば)
それぞれ返してくれる。ブラウザなどで http://www.example.jp/
のようにFQDNを用いたURIを指定することができるのは、ソフトウェアの内部でDNSサービスを利用してIPアドレスを取得しているためである。DNSサービスの仕組みは、本講義の範疇を越えるので省略する。
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By Original: Japanese translation: - , パブリック・ドメイン,
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